リーオー(Leo)は、アニメ『新機動戦記ガンダムWシリーズ』に登場する架空の兵器(モビルスーツ・MS)。
(型式番号:OZ-06MS)メカニックデザインはカトキハジメ。
アフターコロニー(A.C.)史上初の戦闘用MSトールギスの原型に、OZが開発した最初期の量産型MS。OZのMSの大半は黄道十二星座に由来した名が冠されているのが特徴で、この機体はしし座を意味する「Leo(レオ)」の名が与えられ、その英語読みの発音(リーオー)で呼ばれている。
本機の原機となったトールギスは、MSが投入されるあらゆる戦場で最高の性能を発揮すべく設計された機体で、設計から20年を経て尚、大半の現行機のスペックを凌駕していた。しかし当初目標とされた装甲強度を実現するために機体は巨大化、更に推進力だけで飛行可能な背部の大出力スラスターの、圧倒的加速力に大半の人間が耐えられず、実用機としては失敗作の烙印を押されてしまった。
これらの反省から、当初より大量生産を前提としていたリーオーでは、基本構造や外観的特徴はほぼ踏襲しつつも、トールギス程の装甲強度は不要とされ一回り小型に規格統一された。背部スラスターもオミットされ、より操作性や生産性に優れた標準機として再構築された。並行して、本機には近接戦闘から遠距離狙撃任務、更に地上は元より宇宙空間に対応した豊富なオプションが用意され、機体自体の高い汎用性も相まって、一躍A.C.暦を代表する機動兵器となった。
陸戦用のカラーリングは統一連合軍・OZトレーズ派がモスグリーン、宇宙用のカラーリングは統一連合軍・ホワイトファング軍が紫色である。OZ全般・世界国家軍はどちらの仕様も水色で塗装されている。
武装・その他装備
基本的にはMSの運用概念に違わず左右のマニピュレーターで武装を装備運用するが、本体に直接装備する固定装備は無い。左右肩部と背中のアタッチメントに各種オプションを装備する事が可能である。
ドーバーガン
MSの全高並みの砲身長を持つ、カートリッジ式の大型火器。ガンダニュウム合金にも打撃を与えられるほどの威力を持つ。ただし、取り回しの不便さと生産コストの高さから供給数は少ない。ロケット弾タイプとビームタイプの2種が確認されている。
シールド
左肩アタッチメントに装着される円盤状シールド。裏面ラックにビームサーベル2基を格納する。
ビームサーベル
格闘用の斬撃武装。ガンダムのそれに比べ性能は劣る。
105mmマシンガン
主に陸戦型に装備されるマシンガン。引き金部分のグリップと銃身上部のキャリングハンドルを持って腰の部分に構えて撃つ。ガンダニュウム合金製MSには一切通用しない。マガジンの装弾数は約100発以上。
ビームライフル
105mmマシンガンとほぼ同一サイズの標準型と、指揮官機用の短砲身型が存在する。宇宙用と地上用で照準器の形状が異なる(宇宙用は円形、地上用は矩形)。チタニウム合金製装甲に対しては充分な威力を有するが、ガンダニュウム合金製の装甲は何十発も撃ち続けてようやく損傷を負わせられる程度。
ニンソウ フウラン ヒップ バビリン 竹の舞 しずくいし ヤッピ つばめ くりたけ クラー うたま ウシや ガーズ オーデエ タッチ じょうぼう モウセン セプタム パラセ スパイク フェロ くらし やさしい サブミッ コール スイマー フラン フマン スモー ちずい バスラ ほこたし クロムダ プレパラー つるむ レターイン ストーン イルミネ スピンタ イルマン ルリナ テスト ばなな メリー コリン パーベ リッチ かずら ドライト オリジ
肩部ビーム砲
両肩部アタッチメントに装着する小型ビーム砲。使用するにはシールドとビームサーベルを取り外す必要がある。
バズーカ
榴弾、徹甲弾等の各種砲弾を射出するバズーカ砲。ドーバーガンほどの装弾数はないが、全長が短く取り回しに優れる。
宇宙空間用ラウンドバーニア
背部アタッチメントに装備される宇宙用オプション。姿勢制御用バーニアを有する他生命維持装置も内蔵している。ジャンプ・加速用のメインスラスター以外の推進器を持たないリーオーにとっては、宇宙空間での運用に必要不可欠な装備である。
パラシュートユニット
背部オプションの1つ。主に輸送機からの空挺降下作戦の際に使用される。着地直前はバーニア噴射による制動を行い、ユニットを切り離して着地する。
高機動オプション
背部オプションの1つ。主翼と強力なジェットエンジンを有し、大気圏内での単体飛行を可能とする。任意での排除が可能。純粋な飛行型であるエアリーズに比べ火力と装甲に勝るが、速度や旋回性、航続距離に劣るため為、基本的にはパラシュートパックを利用した空挺降下作戦やヘリコプターからワイヤーで吊るして輸送するヘリボーン作戦が基本となる(アフターコロニー世界に大気圏内飛行用のサブフライトシステムは存在しないため)。
劇中での活躍
初登場はTVシリーズ第1話。主要キャラクターの大半が搭乗経験のある機種でもある。
ゼクス・マーキス、トレーズ・クシュリナーダ、ヴァルダー・ファーキルも当初はリーオーに乗っており、ゼクスは大気圏突入直後のウイングガンダムと交戦、空中で機体をからみつかせ拘束しゼクスは脱出、これを海に沈めている。オデル・バーネットもMO-V護衛時に使用し、トロワ・バートンに至っては傭兵時代から使用している。
モビルドール(MD)の誕生以降は徐々に活躍の場を減らしていったものの、最終決戦では世界国家軍主力としてホワイトファング軍のMD WF-03MD ビルゴIIとの戦闘に使用されている。その他、MDシステムの試験機や作業用MSとして等、劇中様々な場面で登場。最前線でのMD部隊の指令用有人機としてもしばしば用いられた。
OVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』では、X18999コロニー侵入の際にヒイロ・ユイとデュオ・マックスウェルがコロニー内部で奪取した機体を使用している。パイロットの腕によって動きに相当の差が出るらしく、防衛部隊のリーオーに大打撃を与えるものの、迎撃に現れた同じガンダムパイロットである張五飛のアルトロンガンダムとトロワ・バートンのサーペントには、性能差からまったく対抗できなかった。
ファンからはしばしば「パイロットによって硬さが変わる」などと言われる。これは劇中、主要キャラが乗るリーオーは大破したとしても、一般兵士の乗る物と異なり爆砕せずに原型を留め、ダメージによる損傷などが原因の機能停止や故障で行動不能になるため。
バリエーション
リーオー・アーリータイプ
ブント軍などが使用。現行のリーオーの1世代前に当たる機体で、各部形状がよりトールギスに近いデザインとなっている。武装は105mmマシンガンとシールドのみ。パイロットはナナキ少佐(TV第12話)、名無し時代のトロワ・バートン(Endless Waltz OVAおよび特別編)など。
LEO-S(レオス)
ときた洸一の漫画作品『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』に登場する機体。(型式番号:OZ-06MS-SS1)OZプライズに所属するパイロット、ロッシェ・ナトゥーノが搭乗するカスタムMS。マントを纏い、特異な形状のビームライフルとビームサーベルを装備。
LEO-R(レオール)
『G-UNIT』に登場。(型式番号:OZ-06MS-SR2)OZプライズ所属のクラーツ・シェルビィが搭乗するカスタムMS。機動力が強化されており、ロングビームランスを装備している。
LEO-N (レオン)
『G-UNIT』に登場。(型式番号:OZ-06MS-SN3)OZプライズ所属のブルム・ブロックスが搭乗するカスタムMS。出力や装甲等が強化されている。
Dユニット
『G-UNIT』に登場。資源衛星MO-Vで開発された無人型MS。MDのデータを基にリーオーを改修した機体で、両腕部はビームキャノンに換装されている。コストの割には高い戦果を上げた。