ラフな格好の者や警察官
ゾンビ (Zombie)
『1』では洋館などの施設内の人間に限られていたゾンビだったが、今作では街の住人がゾンビとなって襲い掛かってくるため、ラフな格好の者や警察官、白衣、そして女性という具合にバリエーションが飛躍的に増えている。加えて、『1』にも登場した筋組織が剥き出しの「ゾンビ改」や、特定人物がT-ウイルスに冒された強力なゾンビも存在する。また、その個体数も桁違いであることを示すために、R.P.D.内に窓を破って大量に押し寄せてくる演出に加え、窓の隙間から腕だけを出して主人公を掴むなど、より多様な行動を行うようになった(ただし、後者のようにそれによるダメージが無いものも存在する)。
『1』同様に、そのほとんどが本能に基づく単純動作を行うのみだが、稀に自身の思い入れのある行動を再現している者も存在する。
被ダメージ行動として、頭部を破壊すれば即死し、ショットガンやマグナム、グレネード弾などでの攻撃によって身体の特定部位が失われる「部位破壊」を起こす。本作のゾンビは部位破壊のバリエーションがシリーズ中最多で、脚や腕が無くなればその分行動が制限されるが、中には腹部が吹き飛ばされても上半身のみで這い寄ってくる者も存在する。
這いずりゾンビや上半身のみのゾンビに掴まれた場合、振り解く際に頭部を破壊して即死させることが可能(レオンは頭部を踏み潰し、クレアとエイダは蹴り飛ばす)。
コンバットナイフでは殆どダメージを与えられないが、他武器で十分に距離を取りつつ攻撃すれば簡単に倒せる。
ゾンビ犬 (Zombie Dog)
警察犬としてR.P.D.で飼育されていたドーベルマンがT-ウイルスに感染した存在で、主に署の地下で遭遇する。『1』のケルベロスとは違い、こちらは偶然の産物である。R.P.D.の犬舎はT-ウイルスの感染源である下水道に近い位置にあったため、犬達は署内への蔓延より先に感染。彼らが飼育担当者に傷を負わせるなどにより、署内感染経路の1つとなっていった。銃声や主人公の姿を感知すると、即座に飛び掛かってくる。
ジャイアントスパイダー (Giant Spider)
T-ウイルスに感染し、異常な巨大化を遂げたクモ。下水道に生息する。天井や壁を這い回り、毒液を飛ばしながら攻撃してくる。『1』のウェブスピナーと酷似しているが、こちらは偶然の産物であり、B.O.W.ではない。本作では倒しても子グモをばら撒かないが、『T4S』に登場するタイプのみ、子グモが飛び出す。火炎弾に弱い。
カラス (Crow)
T-ウイルスに感染したカラスで、『1』と同様のクリーチャー。
リッカー (Licker)
ゾンビとなった人間の身体が、更にT-ウイルスに侵食された結果、突然変異を起こしたクリーチャー。本作で初登場。脳と筋肉組織が剥き出しになっており、身体能力は人間に比べ大きく向上している。脳の肥大に伴い視覚器官が失われたことで聴覚が異常に発達し、物音で正確に獲物を察知して襲い掛かる。手足には大きな爪が生えており、それらを駆使して壁や天井に張り付きながら歩くことが可能。獲物を察知すると床に降り立ち、爪や長く発達した舌を突き出すことにより対象を屠る。ただし、主人公がその場で完全に静止したり、方向キーを小刻みに押すことで足音を立てないまま移動すれば、リッカーに接触しない限りは気付かれずにやり過ごせる。ボウガンのような音を立てない武器であれば、気付かれないまま倒すことも可能。体力こそゾンビより高くなっているが、硫酸弾には弱い。
「Licker」とは「舐める者」という意味で、その長い舌を見たR.P.D.署員が名付けたという設定(実際は一般公募により決定された)。研究所では、身体が赤黒く変色して爪が更に大きくなり、体力の増した「リッカー改」が出現する。間合いが離れていても、主人公の位置を知るとその舌で瞬時に攻撃したり飛び掛かりながら爪で斬り付けるため、油断は禁物。また、間合いが離れている際に放つ「飛び爪攻撃」のダメージ値は、ランダムではあるものの最大でG第4形態の「噛み砕き」に匹敵する威力を誇る。
ラージ・ローチ (Large Roach)
T-ウイルスに感染し、巨大化したゴキブリ。下水道の通気・排気口に大量に出現する上、体長は約40cmにまで成長しており、ネズミを主食とするまでになっている(同じ場所でネズミもクリーチャー化していたが、そこでの生態系が変化した結果、ラージ・ローチとの生存競争に負けてしまった)。上を通過することで踏み潰すことができる。人間を発見すると飛び掛かってくるが、その時点ではダメージは無い。しかし、3匹以上に取り付かれている状態が続くと総頚動脈を食い千切られて即死してしまうので、注意が必要。
イビー (Ivy)
地下研究所で生み出された植物型のB.O.W.で、『1』のプラント42のデータを元にしている。プラント42は根があるその場から動くことはなかったが、イビーは体液を移動させることにより各部位を動かしての自立歩行が可能。形状のバランスが人間と似たものになっており、顔と手に相当する部分には大きな蕾がある。身体はツタに覆われており、体表から水蒸気を吸収して水分を得るため、大気中の汚染物質には影響を受けやすい。しかし、その影響への適応能力も高く、対B.O.W.ガスを散布されることで初めは弱体化するものの、短時間でガスに適応、逆にその毒性を取り込んで「毒イビー」に進化してしまう。
ツタを絡めたり、広範囲に毒性の高い粘液を噴射して攻撃してくる。実弾系武器には強く、カスタムマグナムの攻撃も1発までなら耐えられるが、植物ゆえ火炎弾や火炎放射器には極めて弱い。通常の弾薬やナイフを使って倒した場合、死体の近くを通るとツタの攻撃を受けるが、火炎放射器や火炎弾、硫酸弾やロケットランチャーを使って焼いてしまえばそれを防ぐことができる。
モス・ジャイアント (Moth Giant)
研究所で実験用に飼われていた蛾が巨大化したクリーチャー。特定の個体が異常成長したわけではなく、繁殖を繰り返すうちに巨大化していった。研究所の一室を巣と化している。巨大化により満足には飛べなくなり、半ば体当たりのような動きで襲い掛かってくる。個体数は少なく、本編中で遭遇するのは各編1体のみ。攻撃の際には、毒性のある鱗粉を撒き散らす。火炎弾に弱い。
モス幼虫 (Baby Moth)
モスジャイアントの幼虫で、巣の卵から孵化し天井から降ってくる。暖かい所を好むため、人間やコンピュータに反応を示す。粘液を飛ばしてくるが、毒性は無い。簡単に踏み潰せる上、どんな武器にも弱いが、無限に出現するので倒すだけ無駄。
アリゲーター (Alligator)
ペット用に飼われていたワニが下水道に廃棄されそこに住み着き、T-ウイルスに感染したことで、体長10mにも及ぶ巨大なクリーチャーと化したもの。ゴミ集積場にて登場し、多少の弾丸には全く怯まず突っ込んでくる。目の前の物を何でも咥えてしまう習性を持つ。主人公が通路端まで追い込まれた場合、その巨大な口での噛み付きは即死攻撃となるので、注意が必要。硫酸弾による攻撃が効果的。通常攻撃による撃退の他に、通路内の壁に内蔵されている高圧ボンベを転がすとすぐ咥えるので、そこを銃撃することで起こる爆発によって頭部を吹き飛ばすという方法も取れる(爆発時に近づき過ぎているとダメージを受ける)。通常の方法で撃退した場合は裏シナリオにも出現して襲い掛かってくるが、ボンベ爆発を使うと裏シナリオでは“頭部を吹き飛ばされた死体”として登場する。
タイラント (Tyrant)
『1』の研究所で行われていた実験のデータを発展利用し、製造されたB.O.W.。回復能力及び知能の向上により、命令に従って行動させることも可能なため、生物兵器としての完成度は高くなっている。巨体と肌の色以外は常人と大差ない容姿を持つ。動きは緩慢だが、壁をぶち抜いて登場するなど怪力ぶりを発揮。アンブレラによって量産されたものの1体が、G-ウイルスの回収を目的としてR.P.D.へ投入された。裏シナリオのみに登場し、主人公を執拗に追跡してくる。纏っている暗緑色のコートは、防弾や人間への偽装の役割を果たしている。銃火器などは使えないらしくパンチやタックルで攻撃してくるが、倒した後に調べると何故か弾薬が手に入る。基本的には倒さなくても問題は無いが、狭い通路で遭遇する場合が多いため、状況によっては倒した方が安全な場合もある。なお、署に投下された1体の他は全て米軍への対抗勢力として他所に投入されており、その姿は『3』で見ることができる。倒されてもすぐに復活して迫ってくるが、肉体が回復能力の限界を超えるダメージを受けるとリミッターが外れ、「スーパータイラント」へと変貌を遂げる。
スーパータイラント (Super Tyrant)
生命の危機への防御反応により、タイラントのリミッターが外れて変化した姿。身体能力が向上するが、外部からの命令を受け付けずただ暴れるだけの存在になるため、通常は変化しないようにリミッターが掛けられている。本作では溶鉄プールに落とされたタイラントが這い上がった際に変貌している。身体は肥大化し、黒色に変化。手には大きな爪が生えており、全身は溶鉄プールの影響で燃え盛っている。攻撃力は変化前より落ちているが、移動速度が大幅に向上しているため、手数では上回っている。前作と同じく、何者かが投げ入れてくれるロケットランチャーでなければ、倒すことは不可能。本作で登場する個体は右胸が脈動しているため、心臓が右に配置されている模様。
G
G-ウイルスで誕生したクリーチャーの総称。自らにG-ウイルスを投与してクリーチャーと化したウィリアム・バーキンは、下水道内を逃げるU.S.S.隊員を襲って更なるG-ウイルスを経口摂取したことで、ウイルスが生み出すG細胞に身体を蝕まれる「G生物」として身体の形状を刻一刻と変化させながら、際限の無い進化と共に肥大化していく。他の生物に胚を植え付けることで繁殖を行うが、宿主と胚の間に遺伝子の近似性が少なかった場合、胚は拒絶反応を起こし、宿主を体内から破壊する。作中ではウィリアムが変化した「G」の他、拒絶反応を起こした胚が急成長した「G成体」が登場する。
本来、「G」とはウイルスを徐々に馴染ませていくことにより、意思や自我を保ったまま超人的な力を手に入れるという用途のための存在であったが、ウィリアムはG-ウイルスによる急激な変化に耐え切れず怪物と化してしまい、他の生物と同様、本能のみに従って行動している。
「G」は、以下の5種類の形態で主人公と対峙する。
G成体
宿主との間に拒絶反応を起こした胚が成長した姿。どこから見ても整った所の無い不完全な姿を持ち、背中にはG生物の特徴である巨大な目玉が形成されている。口からG幼体を吐き出しながら、G幼体と共に主人公を襲う。攻撃の際には巨大な左腕を振り回すが、そこを集中して狙われると、左腕自体がもげてしまう。体組織が剥き出しになっており、硫酸弾に弱い。不完全なだけあってウィリアムの「G」のような強靭な生命力は無く、主人公に敗れるとすぐに死亡した。
チャリティー ギアチェ ハンドカ ブートニア あらいそ ソフロニ 潮風の迷子 さらべつ マーキ キャンディ ジェット シャドウ ギガビット 花御所 クロサス インス 氷の炎 ブラフ バーター オサォー ヤッケ テール ファウスト サマー シンジュ ユーディ リニア サーチワキ ケース かしど トロンビン シービー ヨモギ サーチャ ビブラ オータム ギニア ダイス フリー プレカリ ノンポリ テトロン マハー あぜみち しゃりき マッスル プロビジ ビュライト ロードシ カの風
G幼体
G成体の口から吐き出される幼体。小さなカブトガニのような形状で、地を這いながら主人公に急接近し、足元から身体を這い上がって腰や首筋に攻撃を加える。体力も攻撃力もG成体より遥かに低いが、数体のG幼体に攻撃され続けているとラージ・ローチの場合と同様の死を迎えることとなる。なお、G成体のような繁殖能力は持っていない。
G・第1形態
G1(ワン)とも呼ばれる。大きく右肩がせり出し、そこに巨大な目玉が出現している。体表がやや赤くなり右腕が肥大化している他はまだウィリアムの面影を残しており、衣服も身体に残ったままである。動きは鈍い。まだ知性が残っているのか、鉄パイプを武器に攻撃してくる。唸り声を上げて振り被った後の一撃は即死攻撃。硫酸弾に弱い。
G・第2形態
G2(ツー)とも呼ばれる。左腕を除いた上半身全体を中心に更に身体が肥大化。ウィリアムの頭部であった物は左胸に押し退けられるように移動し、新たな頭部が形成され始めている(それに伴い、ウィリアムの頭部は機能を喪失した模様)。右腕には大きな爪が生え始めており、Gを象徴する巨大な眼球も右肩全体を覆うように成長した。脇腹の部分には新たな腕が形成されつつある。火炎弾に弱い。
G・第3形態
G3(スリー)とも呼ばれる。新たな頭部が完成形となり、ウィリアムの頭部であった物は辛うじて残ってはいるものの、脇腹の表皮に埋没しつつあり、識別は困難。脚部にもG細胞が浸透したため、左大腿部にも目玉が発生。第2形態で形成され始めた新たな腕が完成し、元の腕は背中から大きく横にせり出し翼を思わせる形状となっている。胸部が隆起しており、そこには巨大な心臓があると考えられる。身体の肥大化のため、歩行速度は第2形態よりやや遅い。体力は本作のクリーチャー中で最大。火炎弾に弱い。
主人公の残り体力が少ないと、即死攻撃を繰り出してくる。ちなみに、『バイオハザード:ディジェネレーション』の予告トレーラーの1つには、このG第3形態と思しきクリーチャーが登場している。
G・第4形態
G4(フォー)とも呼ばれる。第3形態に近い姿で出現するが、胸部にはイソギンチャクのような口が形成されつつあり、既にウィリアムの面影は全く残っていない。ある程度のダメージを与えると更に変化し、両肩に眼球が出現する上、二足歩行から六足歩行となり、高い跳躍能力を有するようになる。胸部の口も完成、頭部のすぐ下から大きく開くそこには巨大な牙が連なっている。獲物の周囲を跳び回りながら襲い掛かるその攻撃力は異常に高く、特に牙で主人公を噛み砕く攻撃は本作のクリーチャーの通常攻撃としては最大の威力を誇り、体力が半分ほど残っていても死亡する可能性がある。グレネード弾に弱い。表プレイのラスボス。
G・第5形態
G5(ファイブ)、もしくはG最終形態とも呼ばれる。度重なる戦闘のダメージからの超回復に加え、周囲からエネルギー源となるゾンビや死体などを手当たり次第大量に摂取した結果、今までになく肥大化(設定画では、体表をゾンビや死体などの肉塊が覆っていることがわかる)し、主人公達が脱出するために乗った列車の車両を覆うほどの巨躯となった。もはや第4形態の原型すらも留めぬ軟体動物のような身体構造となり、手足が変化した触手を壁に張り付けて身体を引っ張ることで移動を行う。胴体の先端には、第4形態のように巨大な口がある。裏プレイのラスボスではあるが、主人公に接触する壁際までは移動しないため、そこまで離れてしまえば、特に脅威ではなくなる。目立った弱点はないが、時間切れにさえならなければ、負ける可能性は低い。最後は列車ごと爆破され、死亡する。